Flying Tokyo 2024

Lecture 04第4回 – 2024年10月24日

Lecturer
小川 絵美子
Reporter
吉田 慧悟

『Flying Tokyo 2024』も折り返し地点を迎え、今回の講義ではアルス・エレクトロニカのキュレーターでありアーティストでもある小川絵美子氏をお招きし、講義が行われました。

講義は二部構成で進行し、前半では参加者が自身の作品を発表、その後講師やメンターからフィードバックを受ける場が設けられました。私はこれまでの講義に続いて、作品制作の進捗を発表しました。今回の発表では、リアルタイムで音を聴取し、次の音を予測して出力するWaveNetベースのコールアンドレスポンスモデルをPythonで実装し、そのデモンストレーションを行いました。このシステムでは、音を入力して処理するまでに50〜100msほどのディレイが生じるため、その点についても説明しました。

このディレイに注目した阿部一直氏から、「ディレイが生じる現象自体を表現として活用するのが重要だ」というフィードバックを頂きました。阿部氏は山口情報芸術センター(YCAM)のアーティスティック・ディレクター兼主任キュレーターとしての実績を持ち、また、キヤノン株式会社の文化支援事業「キヤノン・アートラボ」などにも携わってきた方です。阿部氏からの視点は、技術的な制約や不備をどのように芸術表現に組み込むかという点で、大きな学びとなりました。

これまで私は、リアルタイムでのレスポンス実現を重視し、特にその速さを追求してきました。しかし、真鍋大度氏からの「リアルタイム性を高めると、機械学習が生成した音であることが分からなくなるのではないか」という指摘や、阿部氏の「誤用やディレイの価値を考慮する重要性」といったアドバイスを受け、リアルタイム性の追求が必ずしも正解ではないと考えるようになりました。

そこで、リアルタイム性や人間の音を模倣する枠組みからどのように離れ、異なる方向性を模索するかを考えました。具体的には、予測して出力する能力に優れたWaveNetモデル自体の特性を見直すところから始めました。WaveNetを始めとしたDNNベースのモデルや、LLMをベースとした生成AIモデル(例:Stable Diffusion)は2022年頃から広く注目を集めています。これらのモデルの特徴は、与えられたデータセットに基づいて尤もらしい出力を生成する点にあります。しかし、この「尤もらしさ」の追求が芸術表現として適しているかというと、必ずしもそうではないと感じています。その理由は、阿部氏が述べた「誤用のしづらさ」や、真鍋氏が指摘した「収束性」の高さに起因しています。

一方で、芸術表現に適したモデルとして注目されるのがGAN(敵対的生成ネットワーク)モデルです。GANは2017年頃から注目され始めた技術で、識別機と生成機が相互に競い合うことで生成を繰り返すアルゴリズムです。GANモデルには、DNNモデル、LLMモデルと比較して「誤用」が生じやすいという特性があり、これが芸術表現の可能性を広げると考えられます。しかし、従来のGANは識別が進むと収束するという制約がありました。

この制約を克服するため、2020年には徳井直生氏がCreative-GANというアップデート版モデルを提案しました。Creative-GANでは、従来の識別機に加えてジャンル識別機を導入し、生成物のジャンルを惑わしながらフィードバックを行う構造を採用しています。この仕組みにより、ジャンルの境界が曖昧な音を生成することが可能となり、表現の幅が広がります。識別機を増やしてモデルを「惑わせる」ことで、誤用を引き出し、より創造的な音を生成する手法は、私の制作において非常に参考になると感じました。

Figure. 1 Nao Tokui『CreativeGAN-Rhythm』(2020)

私は、このCreative-GANを引用して、GANベースのリアルタイムコールアンドレスポンスを開発していこうと方向を転換していこうと思います。思えば、今までのWaveNetモデルを用いた開発は、真鍋氏からギミックで終わらないようにした方がいいとのご指摘を頂いていたように、どこか消費のための技術開発で終わるような要素がありました。しかしそれはWaveNetモデルの特徴が故だったと考えています。そこでまずはGANベースのモデルを用いて、機械学習をギミックではなく、一つの芸術表現としていけたらと思っています。このように、今回の作品の根幹をなす機械学習モデルの選定について深い洞察を得られた大変貴重な講義になりました。このフィードバックを活かし、今後も制作を進めていけたらと思います。

後半では、小川絵美子氏を迎え、アルス・エレクトロニカでの活動を通しての深い洞察が講義の中で共有されました。小川氏は、アルス・エレクトロニカのPrix Ars Electronicaをはじめとする多くのプログラムに携わり、アルス・エレクトロニカを運営してきた第一人者です。そんな小川氏はこれまでの活動を踏まえ、アルス・エレクトロニカで表現を展開していく上での重要なポイントについて講義頂きました。まず一つ目は、アートとテクノロジーがそれらのみで終わるのではなく、社会問題への洞察を深め、新たな視点を提示する手段として機能することの重要性です。アルス・エレクトロニカの作品は、社会問題や社会の諸事情をベースにメッセージ性が付与され、それに加えて新たな技術を用いた表現がなされた作品が見受けられます。そんなメッセージ性を重要視することは、表現において一つの個性になりうることをご説明頂きました。

2つ目は、アルス・エレクトロニカのセンターとしての特徴を理解することです。アルス・エレクトロニカにおいては、都市との密接なつながりが、その性格を形成する重要な要素であるとのご説明を頂きました。アルス・エレクトロニカは、オーストリアのリンツ市と長年にわたって築かれた協力関係を背景に成長してきた背景があり、小川氏に紹介頂いたアルス・エレクトロニカの歴史と、リンツ氏の歴史を見ても明らかでした。そんなリンツ市はアルス・エレクトロニカを都市の子会社として支え、その発展を担っています。その構造は、まさにアートと社会の強力な関係性を示しており、かつて産業都市として発展したリンツは、アルス・エレクトロニカの活動を通じて、今やアートとテクノロジーを中心とした文化都市へと変貌を遂げつつあります。この関係により、アルス・エレクトロニカは単なる文化機関ではなく、都市の発展に寄与し、経済成長にも貢献する重要な役割を果たしています。また、市民にとっても、アルスの活動は教育的価値を提供し、アートとテクノロジーが交差する現場を体感できる貴重な機会となっています。

そのため、そのセンターとしての特徴から、アルス・エレクトロニカではリンツ氏の市民にとって有益なアートを生み出すことが、作品に求められる重要な要素であるとも述べられました。

これらのお話の後には、小川氏はアルス・エレクトロニカへのアジア地域からの応募状況についても触れました。毎年約2000組の応募があり、その中で日本からの応募は約160組を占めるというデータは、日本のアーティストが国際的なアートシーンで高い存在感を示していることを示していました。特にAI技術を活用した作品は全体の約20%を占めており、アートとテクノロジーの融合がアーティストたちにとっていかに重要なテーマであるかがわかります。また、AIは、新たなアート形式を生み出す手段として広く受け入れられ、多くのアーティストがその可能性を最大限に引き出そうとしていることが伺えます。特に、日本のアーティストが制作したAIを活用した作品は、新しいインタラクティブな体験を観客に提供することで高く評価されてきました。このような作品は、観客がアートを通じて技術の可能性を直接体感できる場を創り出すことができると言えます。

そんな観客がアートを通じて技術の可能性を直接体感できるような作品は、AIのみに限らず多く制作されており、挙げれば枚挙に暇がないですが、以下の例が挙げられていました。

それは、1997年に発表された坂本龍一氏と岩井俊雄氏の『Music plays images × images play music』です。この作品は、音楽と映像が相互に作用し合うことで新しい体験を生み出す象徴的な作品となっています。この作品は音楽が映像をリードし、映像が音楽に応答するという相互作用を持ち、アートと技術の融合による新たな表現の可能性を探求しました。この紹介された作品以外にも、以下の作品をあげることができると思います。

2000年のフェスティバルで展示されたエルヴィン・レッドルの『Matrix』は、LEDライトのグリッドを用いて空間と知覚の変容を探る作品で、観客がテクノロジーによって変化する空間の中に没入する体験を提供しました。さらに、エドウィナ・ポートカレッロとガーション・ダブロンによる2015年の『A tree reacts.』では、木に触れると心拍数に応じて周囲のライトが変化するインタラクティブなインスタレーションが観客の注目を集めました。

さらに、小川氏が取り上げた『Sensorium』という作品は、人間の感覚を拡張することを目的としたインタラクティブなアートで、観客が作品と対話することを通じて自己の知覚を新たにする体験を提供しました。この作品では、観客が触れることで、視覚や聴覚を超えた感覚が刺激され、新しい次元の体験が生まれることを示しています。テクノロジーとアートが融合したこのような作品は、知覚の境界を探求し、アートの持つ潜在的な力を最大限に引き出すことができます。

これらの作品からアートと技術が交差することによる可能性について議論した後は、アルス・エレクトロニカの哲学について講義が行われました。

アルス・エレクトロニカは、そのビジョンや哲学として「アートを触媒に未来を想像する」ことを掲げています。

この理念は、同組織がアートと技術を組み合わせることで社会問題を解決し、未来の可能性を探るための基盤となっています。S+T+ARTS Prizeはその一つの象徴であり、アート、科学、技術が一体となって未来の課題に立ち向かう姿勢を強調しています。アルス・エレクトロニカ・センターやフューチャーラボでは、この理念に基づいて数多くの革新的なプロジェクトが生み出されています。

また、アルス・エレクトロニカは「その時代を映し出すセンサー」としても機能しています。テクノロジーの発展と共に、アートがどのように進化し、観客に新たな視点を与えるかを常に追求しています。ポール・トリロ(Paul Trillo)などのメディアアーティストがアルス・エレクトロニカで発表した作品は、技術をどのように独自に変化させ、進化させるかという問いを含んでいます。こうした作品は、アートがその時代を反映しつつ未来を指し示す「未来のコンパス」として機能していると言えるでしょう。

またアルス・エレクトロニカはその体制が持続可能であり、個性的であることを大切にしています。アルス・エレクトロニカのディレクター陣には比較的若い年齢で就任するケースが多く、組織は常に新しい発想や視点を取り入れ続けています。また、CEOを2人制とする独自の体制を取っており、アーティスティックな視点と財務的な観点をバランスよく取り入れることで、持続可能な運営が実現されています。このような体制は、常に新しい挑戦を続けるための基盤となり、アルス・エレクトロニカの独自性を支えていると言えます。

総じて、小川氏から、これらアルス・エレクトロニカの哲学を学び、アルス・エレクトロニカがアートと技術の融合を通じて社会の課題に挑み、未来を見据えた新たな視点を提供する役割を果たしていることを学びました。また、その活動は、アートが社会や文化に与える影響を最大限に活用し、観客にとって思索を促し、未来を形作る触媒として機能していると言えます。私も、機会があればぜひ、このアルス・エレクトロニカの大きなミッションに挑戦できたらと思います。

令和5年度デジタル等クリエイター人材創出事業(アート・ファッション人材創出支援)FlyingTokyo2024では、5月2日から5月24日まで公募を行い第三者委員会において厳正な審査を行った結果、採択者を下記の5組といたしましたのでお知らせいたします。

芹澤 碧Aoi Serizawa
中田 拓馬Takuma Nakata
半田 壮玄Sogen Handa
吉田 慧悟Keigo Yoshida
綿貫 岳海Takemi Watanuki

五十音順

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堀井 哲史Satoshi Horii

ヴィジュアルアーティスト、プログラマ

プログラミングを主体にインタラクティブな作品、映像制作を行ない、インスタレーション、ライヴ・パフォーマンス、VJ、コマーシャ ルなど様々な形態で作品発表、デザイン・ワークを手がける。 2006年にライゾマティクスに参加以降は、動的な絵作りからシステム設計、その実装までを担当している。第16回文化庁メディア芸術祭大賞。カンヌ国際広告祭銀賞など。

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花井 裕也Yuya Hanai

ソフトウェアエンジニア

1986年生まれ。2010年、慶應義塾大学大学院理工学研究科修了。大学院修了後、ソニー株式会社でR&DソフトウェアエンジニアとしてAR(拡張現実)に携わり、「LiveAction AR」等の技術を開発。2014年ライゾマティクスに所属。Björkをはじめとした国内外のアーティストの作品で、Seamless MR、Dynamic VR、インタラクティブレーザーなど、カメラやプロジェクター等を用いた数々のビジュアルシステムを開発。カメラシステム開発に携わった「Nosaj Thing / Cold Stares ft. Chance The Rapper + The O'My's」がArs Electronica 2016にてAward of Distinction (優秀賞)を受賞。第22回文化庁メディア芸術祭において、AR/プロジェクションシステム開発に携わった「discrete figures」がアート部門優秀賞受賞。同じく映像システム開発に携わった「Perfume × Technology presents “Reframe”」がエンターテインメント部門優秀賞受賞。

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城 一裕Kazuhiro Jo

サウンドアーティスト

1977年生まれ.博士(芸術工学).英国ニューカッスル大学Culture Lab,東京藝術大学芸術情報センター[AMC],情報科学芸術大学院大学[IAMAS]を経て,2016年3月より九州大学大学院芸術工学研究院音響設計部門 准教授.音響学とインタラクション・デザインを背景とした現在の主なプロジェクトには,音の再生の物質的・歴史的な基盤を実践を通じて再考する「Life in the Groove」,参加型の音楽の実践である「The SINE WAVE ORCHESTRA」,音・文字・グラフィックの関係性を考える「phono/graph」などがある.

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NONOTAKノノタック

アーティスト

元ビジュアルアーティストのNoemi Schipferと、元建築家で音楽家のTakami Nakamotoによって2011年末に結成されたクリエイティブ・デュオ。 Takami Nakamotoの空間、光と音へのアプローチと、Schipferのキネティックなビジュアルと幾何学的なドローイングの経験を生かしたNONOTAKのインスタレーションやパフォーマンスは、観る者を包み込み、幽玄かつ没入感のある環境を作り上げ、圧倒させる。この、光、音、空間を融合させた環境により、観客にユニークな視覚的・感性的体験を提供している。

https://www.nonotak.com/

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小川 絵美子Emiko Ogawa

キューレーター/アーティスト、プリ・アルスエレクトロニカ統括

オーストリア・リンツを拠点にする日本のキューレータ・アーティスト。オーストリア・リンツにある国際文化機関アルスエレクトロニカによって主催される世界で最も歴史あるメディア・アートのコンペティションであるプリ・アルスエレクトロニカのヘッドを2013年より務める。2008年に新アルスエレクトロニカ・センターの立ち上げに関わり、以降アルスエレクトロニカ・センター・フェスティバル・エキスポートのキュレーションも手掛ける。また、教育機関や企業・行政を対象に、未来への出発点として本質的な問いを議論し形にするアルスエレクトロニカ・アート・シンキング・プログラムも多く手掛けている。

メディア・アートグループ h.oではcreative directionを担当し、体験と気付きを直感的に促す作品やワークショップツールを多く手掛ける。彼女が手掛けるアノニマスなひとドローイング◯さん(Marusan)はアルスエレクトロニカ・センターのサイネージ、サンポート高松トライアスロンのポスター、札幌国際芸術祭のコミュニケーターなど多数起用されている。

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404.zeroフォーオーフォー・ドットゼロ

アーティスト

A/V アーキテクトとツールメーカーのデュオ。数学、コーディング、音の科学の専門知識を必要とするジェネレイティヴ・アートで、精神に作用する体験を作り上げる。コーディングとモジュラーギアを使用して、映像と豊かなサンプルフリー言語の限界を押し広げ、魅惑的なデジタルマテリアルを創り出す。死、未知なるもの、宇宙への抑えがたい憧れを出発点として、哲学的な大きな問いに挑み、スリリングで精密、絵画的なコード・アートを作り上げる。

2人は視覚と音響の相乗的な可能性を高める、現代ジェネレイティヴ・アートと革新的なツールを創作。2016年にモスクワのマーズ・コンテンポラリー・アート・センターで出会って以来、数々の没入型プロジェクトでコラボレーションし、モジュラーミュージック、生成ヴィジュアル、メディア制作ツールなど、常に新しいことへの挑戦を続けている.ロシア、ドイツ、インドネシア、アメリカ、ペルーの多くの国際フェスティバルや展示会に参加。Dark Mofo、MUTEK フェスティバル、GAMMA フェスティバル、エレクトリック・キャッスル・フェスティバル、LACMA、モスクワ・プラネタリウム、オーフィウム・シアターLA など。また、404.zero の作品は、第21回文化庁メディア芸術祭アート部門 審査員推薦作品に選出されたほか、Genius Loci Weima フェスティバル、IMAPフェスティバルで受賞した。

https://www.404zero.com/

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Kyle McDonaldカイル・マクドナルド

アーティスト

コードを扱うアーティストであるカイル・マクドナルドは、インタラクティブで没入感のあるオーディオビジュアル・インスタレーション、パフォーマンス、創造的な探求のための新しいツールを制作し、その過程で新しいコミュニティやコラボレーションを構築している。コンピュータビジョンと機械学習の手法を駆使し、私たちがどのようにつながり、未来を共有するかを問いかける。ニューヨーク大学ITPの客員教授、F.A.T.Labのメンバー、openFrameworksのコミュニティマネージャーを経て、企業クライアントのコンサルティングや新技術に関するワークショップのリーダーも務める。彼の作品はV&A美術館、NTTインターコミュニケーションセンター[ICC]、アルス・エレクトロニカ、Sonar、Eyebeamなど、国内外で委託され、所蔵作品として展示されている。

https://kylemcdonald.net/

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Daniel Kentダニエル・ケント

クリエイティブプロデューサー

イギリスの映画製作会社「Scott Free Productions」でトニー・スコット監督のアシスタントとしてキャリア開始後、イギリスのポップ・ロックバンド「The 1975」の複数のミュージックビデオにクリエイティブプロデューサーとして参加。

その後、Doomsday Entertainmentでインハウスプロデューサー、プロダクションマネージャーおよびディレクターズレップとして活動し、Childish GambinoやRufus Du Solなどのアーティストのビジュアルコンテンツ制作に従事。また、Tool of North Americaで音楽コンテンツ&エンターテイメント部門の責任者を務め、最新プロジェクトではAMAZEVRのリードプロデューサーとして、メーガン・ジー・スタリオンのための世界初のツーリングバーチャルリアリティ音楽体験を創出した。

ケント氏が制作に携わったコンテンツは、NikeやInterscope、Warner Music、Beats、Spotifyなどの大手企業とのプロジェクトを含め、数多くの賞を受賞している。

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Nosaj Thingノサッジ・シング

アーティスト、プロデューサー、DJ

LAを拠点に、音楽プロデューサー兼アーティストとして活躍するノサッジ・シング (本名 ジェイソン・W・チャン) は、15年間にわたり精力的に音楽をリリースし、パフォーマンスを行ってきた。彼の活動は、2000年代初頭、DTLAのDIY会場The Smellでの初ライブに始まり、ジ・エックス・エックスやジェイムス・ブレイクとのツアーを経て、ビジュアルコラボレーターとともに世界中で影響力のあるライブのヘッドライナーを務めるまでになった。
ケンドリック・ラマー、キッド・カディ、ジュリアン・バーウィックのトラックをプロデュースしたノサッジ・シングは、フィリップ・グラス、シャルロット・ゲンズブール、フライング・ロータスなど、世代を超えた様々なアーティストから委嘱を受けている。また、ノサッジ・シングは7枚のEPとアルバムを通して、ジャンルやインスピレーションを超越し、エクスペリメンタル・ミュージックを別世界のような、喚起的で力強い作品群「Drift」(2009年)、「Home」(2013年)、「Fated」(2015年)、「Parallels」(2017年)、「Continua」(2023年)へと押し上げている。
2013年にTimetable Recordsを設立後、映画、ファッションショー、アートインスタレーションなどの音楽も手がけている。

https://nosajthing.com/

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Zachary Liebermanザッカリー・リーバマン

アーティスト、MITメディアラボ教授

ザッカリー・リーバーマンは、アーティスト、研究者、教育者として、ジェネレイティブ・フォームとインタラクション・デザインを探求している。
ソフトウェアを書くことでアートワークを創作し、C++で記述されたクリエイティブ・コーディングのためのオープンソースツールキット「openFrameworks」の共同開発者として知られるほか、コードを通じた詩的表現の可能性を探る学校SFPC(School For Poetic Computation)の共同設立者でもある。
また、彼のプロジェクトは、アルス・エレクトロニカのゴールデン・ニカ(大賞)、デザイン・ミュージアム(ロンドン)の「インタラクティブデザイン・オブ・ザ・イヤー」の各賞を受賞したほか、米国のニュース誌『TIME』の「ベストインベンションズ」に推挙。2022年には、国際グラフィック連盟(AGI)のメンバーに選出されている。
現在は、MITメディアラボにて教授を務め、「Future Sketches」研究グループを運営する。

http://zach.li/

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真鍋 大度Daito Manabe

アーティスト、プログラマ、DJ

2006年Rhizomatiks 設立。
身近な現象や素材を異なる目線で捉え直し、組み合わせることで作品を制作。高解像度、高臨場感といったリッチな表現を目指すのでなく、注意深く観察することにより発見できる現象、身体、プログラミング、コンピュータそのものが持つ本質的な面白さや、アナログとデジタル、リアルとバーチャルの関係性、境界線に着目し、様々な領域で活動している。

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高橋 裕行Hiroyuki Takahashi

インディペンデント・キュレーター、多摩美術大学非常勤講師

1975年生まれ。慶應義塾大学環境情報学部卒、岐阜県立国際情報科学芸術アカデミー(IAMAS)卒。東京藝術大学美術学部先端芸術表現科助手、SKIPシティ映像ミュージアムキュレーターを経て、現職。真善美のゆらぎをテーマに、展覧会やワークショップの企画、制作、運営を行う。2015年〜2020年まで、伊勢丹ココイクでワークショップを主体とした幼児向けの教室のディレクションを行う。2016年、のと里山空港アートナイトでは、アーティスト集団ライゾマティクスとともに、空港滑走路を用いたアートプロジェクトをディレクション。著書に、『コミュニケーションのデザイン史』(フィルムアート社、2015年)、『グラフィックデザイン・ブックガイド 文字・イメージ・思考の探求のために』(グラフィック者、2022年)、『カラー版 図説 デザインの歴史』(学芸出版社、2022年)がある。

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2bitISHII 2bit Program Office

プログラマー、石井通人プログラム事務所主催

2010年よりプログラマーとしてジャンルを問わず活動を開始。インタラクティブコンテンツのバックエンド、モバイルアプリ、サーバーサイド等を主に担当するが時折照明演出も手掛ける。代表作は歯茎を噛むと林檎から血が出る『幾つかの蛍光灯が点灯時に発する雑音を幾つかの集音器で集音し帰還させることに依って光る蛍光灯群が鏡に反射し実際より多く見える展示』、Ramza『Gala Eluard』ミュージックビデオ等。

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永松 歩Ayumu Nagamatsu

アーティスト

Generative Art / Visual Music / Data Driven Artといったコンセプトを軸にしながら、インスタレーションや演出システムの企画・開発を行うプログラマ・アーティスト。1989年東京生。学部にて美術史を学んだ後、インターネットサービス会社にてシステム開発のPMを経験。並行してアプリやジェネラティブアートの制作を始める。2017年、Linz Kunstuniverstat Interface Culture (オーストリア)留学。2018年、IAMAS メディア表現専攻修士課程修了。

https://ayumu-nagamatsu.com/

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竹川 潤一Junichi Takekawa

クリエイティブディレクター

David Watts inc.代表 / 一般社団法人PEACENIPPON project 理事 / 一般社団法人MUTEK Japan 理事

1972年、新宿生まれ。人の創造性が芽生える瞬間をアートとテクノロジーの時空をこえたつながりで見出す体験をつくりあげる。思考の異なる産業・業界を超えるプロジェクトの企画立案設計や演出で新しい体験を常に探求。アジア唯一の電子音楽とデジタルアートの祭典『MUTEK.JP』のクリエイティブディレクター、一般社団法人MUTEK Japan理事。デジタル技術が生み出す創造性」を発展させながら、芸術・文化の普及に努めるアーティスト集団、ETERNAL.ART SPACEのCreative Director。日本の美のメッセージを遺す一般社団法人PEACE NIPPON PROJECTの理事。

東京都と公益財団法人東京都歴史文化財団による東京都の基本計画「『未来の東京』戦略」および東京文化戦略2030の推進施設である、シビッククリエイティブベース東京 (CCBT 2022年10月23日、渋谷に開設) のメンターに就任。

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MIKIKOミキコ

演出振付家

ダンスカンパニー「ELEVENPLAY」主宰。Perfume,BABYMETALの振付・ライブ演出をはじめ、様々なMV・CM・舞台などの振付を行う。メディアアートのシーンでも国内外で評価が高く、新しいテクノロジーをエンターテインメントに昇華させる技術を持つ演出家として、ジャンルを超えた様々なクリエイターとのコラボレーションを行っている。最近では振付を手がけるPerfumeやBABYMETALがワールドツアーを成功させる中、ELEVENPLAYも"Sónar Festival", "Festival Internacional Cervantino", "MUTEK MEXICO", "MUTEK Montréal", "Gray Area Festival"等に出演するなど、活動の場を世界に広げている。空間を色づけ、まるで音が見えてくるような振付は、歌詞の世界観を視覚で広げ、踊り手の魅力を最大限に引き出す。『五感に響く作品作り』がモットー。

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Biin Shenビーン・シェン

アーティスト/キュレーター、デザイン未来学研究者

ロンドンを拠点に活動した後、北京在住。
国際的な経歴を生かして、現在は創作活動を通して技術的な想像力と未来の多様な可能性の架け橋となることに注力。シェンは「人間がどのようにテクノロジーと関わるかは、現存する社会状況を複雑に映し出すものであり、メディア・アートの創作は、今後の発展を予言するための感覚的な道筋としての役割を果たす」ことを提唱。これまでに798芸術区、上海万博、Beijing World Art Museumをはじめ多くの場所で作品を展示。近年は、新たな視覚文化を探求するための新たな道筋を確立し、学際的な知識と最先端技術が交差する未来社会を志向する研究の動機付けとなる、未来のクリエイターを育成することを目的に、世界観の構築や思索的な方法論の改善を通じて、学術機関における新しいメディア・アート教育の重要性を唱えている。

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阿部 一直Kazunao Abe

アートキュレーター、プロデューサー、東京工芸大学芸術学部教授

1960年生まれ。東京藝術大学美術学部藝術学科美学専攻卒
1990–2001年 キヤノン株式会社「アートラボ」プロジェクト専任キュレーター
2003–2017年 山口情報芸術センター[YCAM] アーティスティックディレクター、副館長
2019年– 東京工芸大学芸術学部教授

審査員・委員歴(抜粋):
2006年 ベルリン「transmediale award 06」国際審査員
2009年 台北「第4回デジタルアートフェスティヴァル台北/デジタルアートアワーズ」国際審査員
2014–16年 「文化庁芸術選奨」メディア芸術部門選考審査員
2017–2019年 「文化庁メディア芸術祭」アート部門審査員
2017–2019年 アーツカウンシル東京(東京都/公益財団法人東京都歴史文化財団)東京文化プログラム助成審査員
2022年– 経済産業省「アートと経済社会について考える研究会」委員

キュレーション(抜粋):
2018年 韓国国立Asian Cultural Center「第3回ACT Festival」ゲストキュレトリアルディレクター「Otherly Space/Knowledge」展キュレーション(カンジュ市)
2019年 evala+鈴木昭男「聴象発景」展(丸亀市・中津万象園)
2023年 池上高志+新津保建秀+evala「Mind Time Machine II」(東京大学先端科学技術研究センター)
2023年 細井美裕+比嘉了「配置訓練」(長野県立美術館/新作委嘱コレクション作品)
2024年 真鍋大度 新作個展「Continuum Resonance – 連続する共鳴」(VS. グラングリーン大阪)

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芹澤 碧Aoi Serizawa

ビジュアルアーティスト、メディアアーティスト。情報科学芸術大学院大学(IAMAS)在籍中。
映像メディアを軸にし、動きや現象に焦点を当てた作品制作を行う。近年では、現実らしさやバーチャルらしさといった切り口から、物質や現象に対するイメージの認知を問う作品を制作している。これまでビデオインスタレーション、VR、オーディオビジュアルパフォーマンスといった形態で作品を発表している。

https://www.instagram.com/yamuyamu_cya/

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中田 拓馬Takuma Nakata

ヴィジュアルアーティスト、プログラマ

メディアアーティスト、映像作家。生後まもなくブラジルに渡り、以来南半球を転々と育つ。映像をフィジカルな体験に落とし込むため、プログラミングを用いたリアルタイム映像や、センサーや機械学習を用いたインスタレーションの制作を行う。2020年7月、テクニカルディレクターが中心に集まる技術者集団「BASSDRUM」に参画。Adobe Creative Residency 2019 Alumni。

https://www.instagram.com/takuma.nakata/

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半田 壮玄Sogen Handa

ヴィジュアルアーティスト、プログラマ

メディアアーティスト、オーディオ・ビジュアルパフォーマー。コンピュータを主なメディウムとしたメディアアート/サウンドアートの制作、オーディオビジュアルパフォーマンスなどを行う。作品やパフォーマンスという形に昇華し、それらを鑑賞/観察する行為を通して、機械と人間の関係性について、人間とは何かという根源的な哲学を思考する。慶應義塾大学総合政策学部在学中。

https://www.instagram.com/sogenhanda/

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吉田 慧悟Keigo Yoshida

ヴィジュアルアーティスト、プログラマ

慶應義塾大学環境情報学部在学。藤井進也研究室所属。音楽を神経科学、計算機科学から探究し、得た知見をオーディオビジュアルやインスタレーション、楽曲に応用している。筑波国際会議2023でのパフォーマンスや音楽神経科学国際会議VIIIでの研究成果の発表を行う。DJ / VJ としても活動する。

https://www.instagram.com/keigoyoshida_/

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綿貫 岳海Takemi Watanuki

ヴィジュアルアーティスト、プログラマ

1993年京都府生まれ。情報科学芸術大学院大学IAMAS2018卒。2024年映像作家100人として選出される。
蠢く物や人工生命をモチーフに作品制作を手掛ける傍ら、VJと映像作家としても活動。
2022年には欧州でのEMAPアーティストレジデンスに参加。
共同作品「かぞくっち」が2024年 Ars Electronica Honorary Mentions 受賞。

https://linktr.ee/watakemi725

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